こんにちは!studyabroadandwhです。
オーストラリアのワーホリ、最大の特徴といえば…
最長3年までビザを延長できる事ですよね!!
しかし、タダで延長できる訳ではありません。
条件があるのです。
私の理解では
「人材が足りてない地域と業界で働いてくれればもっと居ていいよ!」
って感じだと思います。笑
正直、色々な情報が出回っており、当事者になるまで私はセカンドビザ取得の条件を完全には理解していませんでした。
そこで今回は
体験談を交え、改めて、少しでも分かりやすく条件をお伝えできればと思います!
ひとつ前の記事ではセカンドビザ対象の仕事の探し方などについてお伝えしているので、併せてチェックしていただくのがおすすめです♪
studyabroadandwh.hatenablog.com
対象となるお仕事
セカンドビザには「ファーム」がいいの?
UnsplashのVince Flemingが撮影した写真
前回の記事でも少し触れましたが、とにかく頻繁に見かけるのが「ファーム」を探している方々。
大変メジャーなため、実際に自分が仕事探しをするまで完全にセカンドビザ=ファームのイメージになっていました。
私がここで言う「ファーム」とは、セカンドビザ対象地域にある農業系のお仕事のことです。
Facebookの日本人ワーホリグループでは募集投稿も見かけるので、一番トライしやすいのかもしれません。
街から離れた広大な場所で農業をするなど貴重な体験に違いないので、できれば働いてみたい!という気持ちはあったものの、以下の理由で私は違う職業を選びました。
- 「稼げる」で有名な歩合制が自分の性格に合わなそうだった
- 応募条件として大体のファームで車が必須だった
- 雇用期間が不確実そうだった
- 体力に自信がなかった
経験したことがないので全て想像での話になってしまいますが、ファーム以外の職業も選べるなら、ということで今回は選択肢から外しました。
逆に、超ㇷッ軽で体力に自信があって車を所持している方は相性バッチリだと思います♡
こんな職業でも大丈夫
では、ファーム以外の職業とは一体?という話になってきます。
下記はオーストラリア政府のサイトに掲載されている対象職業のリストです。
- tourism and hospitality in northern or remote and very remote Australia, from 22 June 2021
- plant and animal cultivation in regional Australia
- fishing and pearling in regional Australia
- tree farming and felling in regional Australia
- mining in regional Australia
- construction in regional Australia
- bushfire recovery work in declared bushfire affected areas only, after 31 July 2019
- flood recovery work in declared flood recovery areas only, undertaken on or after 1 January 2022, for applications lodged on or after 1 July 2022
- critical COVID-19 work in the healthcare and medical sectors anywhere in Australia, after 31 January 2020
Australian Government, Working Holiday Maker,Approved industries and areas for specified workから引用
上からざっくりいくと、
- 北部または過疎地での観光業やホスピタリティ産業
- 指定地域での農業や畜産業
- 指定地域での漁業や真珠採取の仕事
- 指定地域での植栽や伐採
- 指定地域での鉱業
- 指定地域での建築、建設業
- 2019年7月31日以降、申請されている森林火災被害エリア復旧のお仕事
- 2022年7月1日以降、申請されている洪水被害エリア復旧のお仕事
- 2020年1月31日以降、国内の重要なCOVID-19に関する医療関係のお仕事
といったところです。
こう見ると、ファーム以外にも多方面の職業が対象になっていますね!
早めに仕事に応募したほうがいいの?
職業によります。
例えば、農業系のお仕事は季節に左右されるので、半年ほど前から応募を受け付けていることもあります。
同時に、シーズン直前~シーズン中でも応募できることもあります。
シーズン直前~シーズン中の仕事探しはかなりリスキーなので、より確実にお仕事ゲットをしたい方は各所旬の農作物と時期を確認して、最低でも2か月前までに情報収集しましょう。
反対にオフシーズン中(繁忙期以外の季節)のファームは全く募集していない上、オフシーズンのホスピタリティ産業や観光業も仕事探しが厳しくなってきます。
仕事をゲットできたとしてもお店が忙しくないのでセカンドビザ取得に必要な勤務時間を与えてもらえないことが多々です。
ホスピタリティ系のお仕事につき一番のおススメは繁忙期の1か月までに目的地に着き、仕事探しを始めることです。
忙しいシーズンに向けて雇用主たちは一気に募集をかけ始めます。
対象地域から選ばれたのは…
私が実際に対象地域内から選んだのは、
ダーウィンです!
ダーウィンについてはこちらの記事にて⇩
studyabroadandwh.hatenablog.com
大都市が近い対象エリアも!
私は住んでいた場所も対象地域でしたが、必ずしも住む場所も対象地域内でなければいけない、というわけではありません。
セカンドビザ対象エリア外は下記の画像の赤い部分です。
the 88th day, How Immigration Calculates Your Farm Dayから引用
つまり、シドニー、ブリスベン、ゴールドコースト、メルボルン、パース、キャンベラなどの大都市は対象エリア外なものの、そこから対象地域の勤務先に通勤できれば問題ないということです!
ただし、お仕事の種類によってセカンドビザ対象地域が変わります!
例えば、お仕事が農業であれば比較的都市近くのエリアが対象地域に含まれていますが、観光業である場合は農業の対象地域よりもさらに都市から離れたエリアが対象地域になっています。
また、復旧作業のお仕事はさらに限られた地域が対象になっています。
各職業の対象地域は郵便番号で示されているので、詳しくはオーストラリア政府公式サイトにてご確認ください。
ついに仕事ゲットへ
UnsplashのKristina Paparoが撮影した写真
雇い主は88daysに慣れている
個人的にとても衝撃的だったのが、面接の際に「88daysのために来たんだよね?」「88days用に働くんだよね?」と、雇用する側が88daysを認識していました。
応募する側の身としては、「3か月は短すぎて採用されないかな?」とか「セカンドビザのために必要な日数と時間もしっかり伝えないと」など、普段の面接に加え不安要素が増えるため、88daysを把握してもらっているのはとてもありがたかったです。
おかげさまで短期間で辞めてしまう時の罪悪感も半減されました。汗
いざセカンドビザ申請へ
申請するための日数と労働時間
先ほど雇い主の話で少し出てきましたが、セカンドビザを申請するためには特定の勤務時間・日数が必要です。
よく例として挙げられるのは、
という計算方法です。
こちらの計算方法は全ての職業に当てはまるものではなく場合によります。
また、最短の必要勤務期間は3か月ですが、数え方は勤務日数により、3か月以上になることもあります。
Example: While on his first visa, Luigi works as a nurse at a hospital caring for COVID-19 patients and conducting COVID-19 screening. Luigi works three 12-hour shifts per week for three months. As these hours are considered normal in this industry, Luigi has met the 3 month specified work requirement.
Australian Government, Working Holiday Maker,How to count specified workから引用
上記はオーストラリア政府のワーホリについてのページから抜粋した例です。
ざっくり訳すとこうなります。
ルイージは看護師として病院でコロナ診断とコロナ患者のお世話をしていました。ルイージは一日12時間勤務を週3回、3か月間おこないまいした。このシフトはこの業界では"一般的"なのでルイージは3か月の必要条件に達しました。
ということで、職業によって週5日38時間以上勤務しなくても最短の3か月で条件クリアとなるわけです。
最短期間で条件クリアしたい
残念ながらオーストラリア政府から職業ごとの一般的な勤務時間の提示はありません。
私はホスピタリティの仕事で3か月以内にセカンドビザを取得したかったので、ホスピタリティの一般的なフルタイム勤務時間であろう週38時間以上確保できるように努めました。
そうすれば週7日勤務カウントになり、最短の3か月で条件をクリアできるからです。
ですが、限られた営業時間の中で私の希望する勤務時間を確保することが難しかったようで実際に38時間を超えた週は数週間のみ、ほとんど30~35時間の間でした。
さて、ここで先ほどの勤務日数の計算方法を用いると私は週3~4日しか働いていないことになります。
こうなると休日はもちろんカウントされないので、最短3か月(88日間)で終了できるところを5か月以上かけてセカンドビザ申請のために働かなければいけません。
となると、ちと予定が狂います…
運命の時
しかし、同じくワーホリで滞在している同僚をはじめ数人から得た「カフェで働いているのであれば週30時間以下でもセカンドビザが取れた」という情報を信じ、強気で3か月で仕事を辞め、いざ申請。
十分な勤務時間が確保できなかったため、セカンドビザが付与されるまで不安でいっぱいでした。
「繁忙期は終わっているから求人が少ないし、万が一却下されたらセカンドビザ取得前に今のビザが切れてしまう…」
そんな不安もつかの間。
なんとapplication received(受理)とgranted(付与)のメールが同時に届いたのです!!
ほんとにチェックしてるのか!?と疑いたくなりますが、とりあえず一安心。
これで晴れて2年目のオーストラリアを楽しめます!!!
元雇用主からの助言
辞める前にオーナーから「これからダーウィンに来るワーホリ民に伝えて!」といわれたのでここに記しておきます。笑
これからダーウィンに行こうとしている皆様へ
仕事を確実にゲットしたいのであれば3月末にはダーウィンに来たほうがいい!
その理由はこちらから。。。
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以上、今回は体験談を交えてセカンドビザを取得について一連の流れをお伝えしました。