こんにちは!studyabroadandwhです。
私がニュージーランドワーホリ中に北島から南島に引っ越す際、まずは観光がてらオークランドからウェリントンに行くことにしました。
そこでどんな交通手段を使用したと思いますか?
車ではありません。
日本で国際免許証を作って行ったものの、教習所以外では運転せずにニュージーランドに来てしまったんです。そんな免許取り立てホヤホヤの人が外国で最初から長距離運転に挑戦するはずがないですね。
飛行機でもありません。
確かに安くて時間もかからない。ですが「ニュージーランドの広大な自然を空から眺めるだけなんて勿体ない!」という意見に押されました。
「あれでもない」「これでもない」
そんな私が選んだのはKiwiRail(キウィレール)です !
KiwiRailとは
KiwiRailはニュージーランドの鉄道会社です。
貨物列車や観光客向けの長距離列車、島間を渡航するフェリーも所有しています。
観光客向け長距離列車
KiwiRailが運行している主な観光列車は
①オークランド⇔ウェリントン (Northern Explorer/ノーザンエクスプローラー)
北島の火山地域から”ザ!ニュージーランド”な景色まで楽しめる
②ピクトン⇔クライストチャーチ (Costal Pacific/コースタルパシフィック)
南島の東海岸に沿って走る海好きには最高なルート
③クライストチャーチ⇔グレイマウス (Tranz Alpine/トランツアルパイン)
美しい山・湖・川に癒されながら進む東海岸から西海岸への電車旅
の3本です。※2020年6月時点
残念ながら私が利用した時期(6月頭)は②Coastal Pacificと③Tranz Alpineを運休していました。悪天候や凍結、土砂崩れがよく起こるみたいです。
実際に乗ってみた:Northern Explorer
ニュージーランドの旅客サービスでは最長距離を誇るこの観光列車。
オークランド発の運行日時は毎週月・木・土曜、午前7時45分です。
ここから約11時間かけウェリントンに向かいます。
出発前に電車付近にある施設でチェックインを行い、大きい荷物を預けます。
出発前の一枚
天井は木目調で温かみがあり、長時間乗車していても居心地が良いです。
モダンな雰囲気ですね。
席は全て指定席です。
車窓は大きく設計されているので、最大限に絶景を楽しむことができますよ。
もちろん車内販売もあります。
ランチで食べられるようなパウチ食品や軽食はスーパーと同じくらいの値段、
コーヒー・紅茶・ジュース・お酒類は飲食店と同じくらいの値段で売られています。
どちらも”観光地プライス”のようにとびきり高値というわけではありませんでした。
強烈なにおいを放たないものであれば飲食物の持ち込みも許可されています。(酒類以外)
車内販売は数が限られていますし、好みのものが見つからなかった時のために事前に購入しておくのも良いでしょう。
旅中の風景もどうぞ!
平地と羊
まだ続く平地と羊
かと思えば突然山へ
度々現れるトンガリロ山
長時間の電車旅では写真を撮るよりも景色を楽しむことに夢中だったので、あまりいい写真がありません(泣) ごめんなさい。
質の良い、本物の写真を見たい方は公式ホームページへ↓
Northern Explorer Train Official | The Great Journeys of New Zealand
途中7駅に停車した後、あっという間に時間は過ぎウェリントンに到着しました。
ずっと電車に乗っていたかったです。
ココは注意
余裕のある席に座りながら美しい景色を堪能し、快適な旅を楽しみました。
しかし唯一、後悔した点といえばタイミングです。
(私がサービスを利用したのは6月頭のことで、ニュージーランドでは初冬にあたります。)
だからできなかったこと。その1
先ほどKiwiRailの主な観光列車として3本紹介しましたが、そのうち2本は運転していませんでした。
この時期は荒天となる日が多く、確か去年は数カ月もの間動いていなかった気がします。
Northern Explorer以外選択肢がなかったんですね。
もし運行していたら
②ピクトン⇔クラースチャーチ(Coastal Pacific)を使ってクライストチャーチまで移動しただろうなぁ。
だからできなかったこと。その2
Northern Explorerの先頭には窓も席もないオープンエア車両があります。
夏には心地よい風で髪をなびかせ、冬は冷たい空気を頬で感じ、雨の日は濡れて、晴れの日は太陽を感じよう!みたいな
まさに自然を肌で感じられる最高の車両なのです。
窓が無いほうが良い写真も撮りやすいですね。
そんなオープンエア車両ですが、なんと当時は工事中…
(※現在工事は終了しています。)
もしオープンエア車両を使えたら
もっと良い写真を撮れただろうなぁ。
寒かったけど日差しが気持ちよかっただろうなぁ。
だからできなかったこと。その3
6月の日没時間は午後4時半~5時頃。1年間で一番早いんです。
そのため、2,3駅を残したあたりで外は真っ暗に。
終盤とはいえ最後までしっかり満喫したかったです。
もし日が長かったら
終点ウェリントンまで景色を楽しめただろうなぁ。
タイミングが悪く100%のサービスを経験することはできませんでしたが、それでも十分満足出来ました!
が、やはりKiwiRailを利用する際は是非ベストタイミングを狙ってくださいね。
まとめ
「時は金なり」なんていいますから、旅行ではどうしても早く目的地に到着できる手段を選びがちです。
しかし、たまには移動時間をかけてみてはどうですか?
リラックスできますよ。
特にワーホリで来ている方は”ホリデー”中だからこそ、このような贅沢な時間の使い方はいかがですか?