海外では共同生活することが一般的です。
シェアハウスには色々な呼び方がありますが基本的には
ハウスメイト・ルームメイト・フラットメイト = 人物
です。
今回はカナダとニュージーランドで住んだ6軒のシェアハウス経験をもとに、留意点をご紹介します!
シェアハウスの最低ライン
もともと知り合いだった人と一緒に住むならまだしも、
・何か盗まれるのではないか
・ルームメイトへの恐怖感
・男女で共同生活?
などという理由から赤の他人との共同生活に抵抗感を持っている方がほとんどでしょうか。
確かにルームメイトのことを全く知らないまま住むわけですから、数%の確率で”ハズレ”を引いてしまうこともあるかもしれません。
少しでもその確率を減らすためには手を抜かずに見学することです。
住人が不在の場合でも、その”いない人”の居住場所なので、きちんと注意を払えば家のあちらこちらで普段のライフスタイルを垣間見ることができると思います。
直接関係ない場所でも汚損していると、家主の管理状況、または、一緒に住むことになるルームメイトの日頃の生活を疑う理由になります。
よくある言い訳は「この間壊れちゃって」とか「しばらくテナントが入ってなかったから少し汚いけど」です。
指摘しても「入居する前にどうにかしておくよ」なんてことも言われます。
気になる点があってもその時とっさに英語が出てこない場合は、メモを取って後でSMSやメールを通して質問し、曖昧な部分を無くしましょう。
見学に行く前に根本的なところで、「誰でもウェルカム!」とは限りません。
家によっては条件が揃った人でないと受け付けていないことがあります。
ここで合意した後フラットメイト候補者になれます。
他にはどのような点を押さえておけばいいのでしょうか?
家賃
例えばカナダは月に1回、ニュージーランドは週に1回の家賃支払い日が多いです。
これは国ごとに決まっている訳ではなく場所によって変わります。
仮にその地域の平均1か月の家賃が500ドルだとして、ある情報サイトで見つけた投稿には340ドルと出ていました。
これは安いのではなく1泊の値段で、月にすると10000ドル近くしてしまいます。
平均家賃より安い値段を掲示している投稿の説明文はよく読みましょう。
文中には家賃内に何が含まれているのかも載っているはずです。
水道光熱費・管理費(クリーナーがいる場合)・共有物代・駐車場代あたりをチェックしておきたいですね。
初期費用
日本の賃貸には必ず付いてくる礼金や仲介手数料、保険料はありません。
一方敷金は大抵日本のように家賃1・2回分です。
カナダでは大家に渡すので退去前簡単に返ってくることがありますが、ニュージーランドは大家に渡した後政府に預けることが義務になっているようなのですぐには戻ってきません。
そもそも綺麗にしないと返ってきませんよ。
それと別にニュージーランドには前家賃のような入居前に数週間分の家賃を前払いする制度がありました。
場所によりそのお金を最初の数週間に使用するか退去前の数週間かバラバラでした。
リース
カナダでは稀に「リース(契約期間)」と言って入居後決められた一定の期間(6か月から1年)住めることを保証、かつ、住まなければいけない場合があります。
このリース期間内は基本的に退去できませんが、違約金を払えば引っ越すことができます。
帰国日や別の町に引っ越すプランがある方は入居前に確認しておきましょう。
リース期間がなくても退去時はほとんどの物件で、次の住人を探す必要があります。
共有品は割り勘?
トイレやキッチンも共有するとなるとそれに伴い出てくる問題はトイレットペーパーや食器洗剤・スポンジなど備品の費用です。
家主が準備してくれることはほぼ無いので割り勘か当番制になるのが一般的ですが、それでも不平等を訴える人が多く出てきます。
入居したらすぐ確認、おかしいと思えばルームメイトに相談しましょう。
家の構造
シェアハウスといえば他の住人と使う共有エリアが気になるところ。
まず間取りのこんなところを見てみましょう。
- 玄関の数→1軒家だと2つ出入り口がある可能性
- リビングがあるか→リビングで生活してる人いるかも
- 個人部屋があるか→ワンルームをシェアする物件あり
- バスルームの数→部屋に対しての割合。借りる部屋に自分専用のシャワー・トイレが付いていれば関係なし
- キッチン・パントリー→人数に対しての広さ、冷蔵庫の大きさ
そして部屋多=住人多です。
以前11部屋ほどある1軒家に住んでいた時いきなり知らない上裸のおじさんがトイレ修理を始めたことがあったのですが、その方はなんと同じ家に住むハウスメイトだったんです!
そのシェアハウスは自由に友達を呼べたり、カップルで1部屋に生活している住人もいたので人数が多すぎて全員を認識できていませんでした。
共に暮らすフラットメイトのことはしっかり把握しておきたいです。
さらに他人と共同生活する中で欠かせないのは玄関とは別に部屋ごとに付いている鍵。
ほぼ全てのシェアハウスは各自ロックができるようになっているはずです。が、ごくたまに付いていない物件もあります。
誰でも侵入可能な部屋になんて住みたくないですよね。
狙いは家具付き
外国で家具を購入しても日本に持ち帰ることが厳しく、1年という期間限定で使うためだけに揃えるのはなるべく避けたいですよね。
そんな時は家具付き物件がおすすめです。
「Fully furnished」と書いてあれば家具は完備されていますが、「収納スペースが無い」、「ベットが無い」、「暖房がない」など一部足りていないケースもあります。
もし家具が不十分な点が理由で躊躇しているなら、その旨を伝えれば大家さんが頑張ってくれるかもしれませんよ!
家具に限らず食器・調理器具も見学時にチェックしておきましょう。
備えられているとはいえボロボロに使い古されていれば無いも同然です。
洗濯・乾燥機については
- シェアハウス内にあってお金がかからない
- シェアハウス内にあるがお金がかかる
- 部屋の外でアパート内に住人専用共同コインランドリーがある
- 敷地内にさえ無く地域のコインランドリー使用必須
が主流です。
どのパターンでも自分の服を盗まれないように、終わったらすぐに取り出しましょう。
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外国では当たり前!
やはり家族以外の人と同居するのは大変です。
時に不満も出てくるとは思いますが、どこかで自分も迷惑をかけていることを忘れずに、思いやりの心を持ってお互い助け合いながら海外での共同生活を楽しい思い出にしましょう。
ちなみに男女で住んでも特に何もありませんので安心してください。
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